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三間社
仕様帳目録之事

三間社仕様帳目録之事 絵巻

<三間社仕様帳目録之事:28cm×280cm>


その5
その4
その3
その2
その1


元禄14(1701)年8月22日付 請負契約書
大坂浄覚町宮大工 船屋左兵衛より
播州加古郡蛸ノ草 五郎右衛門(当時の中村の大庄屋)などへ宛て
 ・御拝虹梁木はなあうんの龍
 ・脇障子片面二枚鯉の瀧登松梅に鳥 など装飾彫刻の詳細な仕様を列記
右注文地割の通り念をいれるべく候、若し相違があった際、如何様にも仕直すべく候。
大坂に切組いたし色菰に包み東二見村まで積み下ろし申し候。
棟上げ屋根ふきは、大工拾人ほどにて霜月(11月)中に仕舞うべく候。
その間、飯米をいただき候、銀子合八貫四百七拾目になり候、ご祝儀などお構いなく御座候。

元禄14(1701)年12月8日付
右証文お約束の通り、御本社相違なく仕立て候。
代、銀八貫四百七拾目 受け取りました。後々互いに何之申分御座なく候。
   大坂浄覚町宮大工 鳥井左兵衛
      証人      十兵衛
      同       次兵衛
   蛸草村
      圓光寺
      御庄屋中 殿