随神像の兄上さまに会ってきました
国安天満神社の随神像は、神出仏師:厚木民部により延寶四(1676)年に作られました。
兵庫県立歴史博物館の神戸佳文氏にその随神像を調査していただきました。(1)厚木民部の他の作例と類似点がみられること、(2)像の木材接合部は、江戸時代初期の仕様であること、が確認でききました。したがって、現在の随神像のお姿は、後世に大幅に手が加えられることなく、作成当初のままをとどめていると、判断できます。
また、神戸佳文氏の神出仏師に関する論文によると、
寛文11年(1671)藤原朝臣厚木民部治之が作成した随神像が、福崎町の一之宮神社に納められています。その随神像に会いに行ってきました。
国安天満神社の随神像は、延寶4年(1676)藤原朝臣厚木民部治之と記録されています。
一之宮神社の五才年上の兄上さまのお姿を拝見できました。